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ノートのサイズは、最近のスリムタイプなどの変形も含めて多種多様ですが、よく目や耳にする「セミB5」とは、どういうものかご存じですか?
ノートのB5サイズは、昭和38年頃までは、大学ノートなどと呼称されてB5正規サイズの182ミリ×257ミリでした。当時は、原紙の四六判(768ミリ×1091ミリ)からB5を「8丁取り」としていました。しかしB列本判(765ミリ×1085ミリ)の原紙を使うようになって、それまでの8丁取りを、コストダウンや無駄なく紙を使う工夫として「9丁取り」としたため、B5より少し小さくなりました。その小さくなったサイズ、つまり179ミリ×252ミリを「セミB5」と称して各社から発売、昭和40年から始まったJIS規格にもノートやレポート用紙の規格の一つとして加えたのです。本来のB5より少し小さいことから「セミ」を冠したといわれています。
なおJIS規定で、この179ミリ×252ミリのノートは、事務用、学用向けが「6号」、学習帳が「学用3号」という呼称で規定されています。また、レポート用紙は「セミB5判」と規定されています。
ただし、便箋は、「セミB5判」と呼称していますが、サイズは177ミリ×250ミリと規定されています。さらにこのサイズの原稿用紙は、「B5特判」と呼称されています。
チョッと複雑ですね。